株式 用語 辞典 / 株 用語 集
株式 用語 辞典 / 株 用語 集 は、株式 業界で使われる 用語 を集め、50音順に
並べました。株 , 株式 の基本 用語 、専門的な 用語 まで、幅広く網羅。
株 初心者の方から 株式 のベテランの方まで、どうぞご利用ください。
ポイズン・ピル(ぽいずん・ぴる)
ポイズン・ピルというのは、敵対的買収を受けた企業が、仕掛けた企業の
株式シェアを低くするために市場よりも低い価格で新株を発行し
株主に引き受けてもらう権利を行使すること。
日本語では、毒薬条項とも訳される。
敵対的買収者の議決権割合と持っている株の価値を下げる一方で、
買収に伴う総コストを上げることができる。
既存株主にあらかじめ新株予約権(新規発行株式を、時価を下回る価格で
購入出来る権利)を割り当てておき、敵対的な買収者が一定割合の議決権を
取得したなど、一定の発動要件が満たされると、新規株式の発行を進める。
こうすることにより企業は発行済み株式総数を増やすことができるので、
敵対的買収を仕掛けた企業の影響力は極端に下がるし、
また再び株式シェアを上げようと思ったら
莫大な買収コストが必要になり、買収者の意欲を失わせる効果があり、
買収される企業は敵対的買収者を諦めさせたり、
有利に交渉を進めることができるようになる。
日本では2002年4月の商法改正で新株予約権を単独で
発行できるようになった。
一方、ポイズン・ピル導入のニュースは株価を下げる、既存経営陣の
保身の手段に過ぎないなどの意見もあり、
必ずしも好意的な受け止め方ばかりではない。
アメリカでは20年前からこのような仕組みが考案されているが、
ほとんど実行に移されたことはない。
なぜならポイズン・ピルが買収者に著しく不利な仕組みの場合、
訴訟を起こされる可能性が高いからだ。
つまりポイズン・ピルは敵対的買収の抑止力のための制度と
言うことになるだろう。